魔性の水

四半世紀ぶりに巡り逢えた
子宮の次に居心地のいい水
かえす波も照らす光も
ありのままを許す不思議な水

歩みを停めて足を浸ければ
すぐ渦創り吸い込んだ水
溺れてもいいと思えたときは
その溺れ方は考えなかった

僕のインクは色が濃いから
点が円になってしまうね
染まりきれたら綺麗な水が
濁って元に戻らないのに

不思議な水は色を透かして
潜む純粋を暴き出しては
溺れてもいいと思わせたなら
刹那、窒息、もがき始める
[PR]
by gallery_isolate | 2009-08-02 10:21 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)