心の鏡

冬だけに見ることができる

澄み切った青空の下で

宛てなく歩く私の中は

万華鏡のような美しい混沌


すぐそばにある景色だけ見れば

他人でも微笑む柔らかな空気

レンズの裏側を覗いてしまえば

水面の下の白鳥の足


真っすぐな視線も

複数になれば複雑になる

単純な裏返しでも

数重ねればすべてが歪んで


重ねし時を思い起こせば

柔硬の差に行き着いてしまう

澄み切ったはずの冬空さえも

いつしか模様が渦巻き始める
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by gallery_isolate | 2009-12-12 23:40 | poem(詩) | Comments(0)