人といる居場所

人には、人といる居場所が必要なのだろうと思う


ひとりでいることが好きだ、という人は
自分と相性の合わない人と過ごす時間が苦痛なのだろう

その苦痛を避けたいことを、「ひとりでいることが好きだ」と括ってしまっているのだろう

自分と相性の合う人といる場の居心地の良さを知らない人は、その必要性を想像できないかもしれない


しかし、だ

世を動かす循環について考える

例えば人間の生命活動に最低限不可欠な衣食住について考えても
ひとりで成し得ることなど何も無いと言って過言ではなく

そんな生物が、ひとりでいることだけを選んで生きていくと、
世を動かしている循環を遮り、全体の調和を崩すことは明らかだろう


さらに、孤独でいる決意の意味について考える

生まれた時、優しく母に抱かれるように、死ぬ時もまた誰かに手を握ってもらえなくてよいのか

たとえたったひとり愛せる人でも、せめて喧嘩相手でも、自分の存在を認識する人が誰ひとり存在しなくていいのか

そのことを理解してなお、ひとりを好きでいることを極めようというのか


ひとりでいることが好きだ、と思い込んでいる人へ

少しの苦痛を伴っても自分と相性の合う人と出会うための努力をしてみてはどうか

どうしてもその場所の居心地が悪ければ、もう行かなければいいだけだ

自分以外の人と認め合え、褒め合え、笑顔を分かち合えた時にきっと実感できるはず

人には、人といる居場所が必要であることを
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Commented by down_town_boy1965 at 2017-05-06 08:28
クニアキくん、お疲れさまです!

孤独を極めるのはおそらく普通に生活している以上は
難しい、というより無理だ、と思いますね。
それでも「ひとりが好きだ」という方はいますが、
自分が思うにひとりが好きなのではなく
「思うがままに振るまえない不自由さ」とか
「思うように自分以外の人が動いてくれない」という
「独り善がりな苛立ち」の上にある言葉ではないかと。

僕もどちらかというと人と交わるのは苦手で、
でもそれは単なる思い込みからはじまっているところも
あるのかな?と思ってしまったりもして。

「友達の友達はみな友達」ではないけれども、
「友達の友達」は明らかに自分の世界を広げてくれる、
もっといえば自分の知らない世界を教えてくれる、
そういうものだと思って毎日を過ごしているわけですが。

う~ん、まとまりのない文章で申し訳ない!
こればっかりは十人十色の意見があるだろうし、
もっとたくさんの人に議論してもらいたいですよね。
Commented by gallery_isolate at 2017-05-07 09:35
down_town_boy1965さま
コメントありがとうございます!
この一編は、「ひとりでいることを好」む私から子に向けて、少しでも他を認め広く輪を築ける人になってほしいという思いが原動力となって書いたものです。
「ひとりでいることを好む」ことには、その裏返しの根本があること、という点で共感できて嬉しいです。そして、down_town_boy1965さんの言われる通り、それは時に不自由さであり苛立ちでもあるのだろうと思います。

down_town_boy1965さんと私という、「人と交わることが苦手」な人間同士がこうして語り合えていることこそ、この一編の趣旨を体現できているようでとても光栄です。
by gallery_isolate | 2017-05-06 03:40 | prose poetry(散文詩) | Comments(2)