目と意識、空気の色

一人を眺めている

その人は携帯電話を見ている

ふと、画面がこちらを向く
だけど、中身は見えない
その人の生き方が気になる
その人の口調が気になる
その人のつながりが気になる
だけど、中身は見えない。

ふと、顔が上がった
口が開き、声が漏れた
隣の人がそれに答えた
一人ではなかった

見えないつながりが既に目の前にあった
その隣の人もそれに応えた
さらにもう一つ連鎖は続いた
その空間の空気が急に変わって見えた

一人しか眺めてなかった
内に内に、意識と視界が吸い込まれてた
つながりが現れた
外に外に、意識と世界が広げられた

今、輪から一人下車した
その空気は変わらなかった
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by gallery_isolate | 2008-09-04 00:30 | poem(詩) | Comments(0)