エスカレーションを楽しむ淋しい人から

あの人は今夜来るんじゃないかしら
二週間おきほどで来ている馴染みの彼
こんな店に一人で来る人、昔よりは増えているけど
必死な形相の後に見られる恍惚の表情は
決して店を出る時には隠すわね
多人数で来る時とは違って
誰ともその快楽を分かち合うことなく
自分だけの空間と幸福を楽しんでるのね

今晩あたり立ち寄ってみようか
そろそろ発散しないと弾けそうだからな
この前仲間と五人で来たときも
やはり思い通りのコースは描けなかったし
今まで経験しなかった女性を選んで
今日は思いっきり声を出す
絶頂の果てを経験できれば
確かにそれは気分がよく
一種の達成感を覚えられるから、
次来る時はその先を超えたいと思うんだね

君は今、どんな行為を想像してる?
喜べた君には、僕からの好意として。
ただ僕が意味していたのは
ただの「エスカレーションを楽しむ人から」。
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by gallery_isolate | 2008-09-17 00:26 | poem(詩) | Comments(0)