カテゴリ:prose poetry(詩)( 200 )

完全体

ないものを欲しがったり、

あるものに満足しなかったり。


人は完全体になどなれないのに。
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by gallery_isolate | 2017-03-12 11:37 | prose poetry(詩) | Comments(0)

遺す人

生きてきた中で生み出したものを後に遺すことは難しい

僕の綴った言葉が幸い一瞬誰かの目に触れたとして
空を割いた飛行機雲がすぐに空に戻るように、日常の中に紛れてしまう


先人たちからバトンを受け取りながら少しずつ作り上げられてきた、僕たちが生きている街

もう後戻りはできないこの作品に、さらなる道を、橋を、ビルをつくる人がいる

彼らは自分たちが生きてきた成果を未来の地図に刻みながら、人々を幸せにできている

なんてすごい日常なんだ






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by gallery_isolate | 2017-03-03 23:40 | prose poetry(詩) | Comments(0)

大切な役割

人が皆同じ能力を持っていたとしたら
組織の階級も試合の順位も成立しない

人は皆違うことに秀でているからこそ
社会の中で安定と革新が共存している


各々が役割を抱え、役割に理由があり
役割が結果を与え、世界が動くならば

あなたが嫌われることも大切な役割だ


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by gallery_isolate | 2017-03-02 19:13 | prose poetry(詩) | Comments(0)

少数派

皆が好きとされているものを好きになれなかったり、

周りの人が関心がないものを好きになっちゃうのは、

決して誰とも共感できなくていいというのではなく、

慣れない異国での生活にて耳にする母国語のように、

外との繋がりを感じる希少性への喜びはあるわけで、

わかる人とわかりあえることは寧ろ求めているんだ。

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by gallery_isolate | 2017-02-28 12:32 | prose poetry(詩) | Comments(0)

発明

夜から朝への変化や
雨から晴への変化で
例え尽くされてきた
負から正への転換点

一人の男が多勢に向けて
訴えかけたその歌に対し
表現者に憧れた表現者が
また同じ例えの波を作る

かたや真の表現者だった彼は
隠していた声と旋律の羽根で
壁を容易に飛び超す鳥に戻り
幸福感を生む時間を発明した

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by gallery_isolate | 2017-02-26 09:18 | poem(詩) | Comments(0)

正攻法

手にしたいものがある
手にできない事情がある

事情を誤魔化すことはできる
それで手に入れる結果も見えてる

それでもそんな術を使わず
ただ正直に突っ走るんだ


躊躇う時間が短いほど
突っ走り始めが早いほど

無理の箱に入っていたそれが
意外とこの手に入るんだ
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by gallery_isolate | 2017-02-24 22:01 | poem(詩) | Comments(0)

虎視眈々

華やかな世界に入った時から
その日を待っていたのではないだろうか

清らかな水を演じ続けて
その日を待っていたのではないだろうか

一番多くの人に迷惑をかけられる
その日を待っていたのではないだろうか

そうして話題となれる瞬間を
ひたすら待っていたのではないだろうか

突如放たれた気持ちの吐露も
ずっと準備されていたのではないだろうか


何も知らない一部の人は病と洗脳を心配したが
それはずっと昔から華やかな世界に仕掛けられていた、
偏った人たちの身勝手な幸せのために起こされた
時限爆弾によるテロだったと見て間違いないのではないだろうか
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by gallery_isolate | 2017-02-18 11:56 | poem(詩) | Comments(0)

空気調和

いつも傍にいることが当たり前になると
その存在感を意識しなくなる時がきます


冬の間に顔を出した少し穏やかな暖かさ
無意識にエアコンを入れなかったのは久しぶりのことでした

その日もいつも通りの暮らしをこなしていただけなのに
あたり一面を支配した不思議な静けさと寂しさ

僅かに普段と違うことに理由を求めてみたところで
確かにそれとは違う何かに理由がある気がし続けました


そうして行き着いた答えこそが
今日は休んでいたエアコンの音


文字に起こせないほどぼやけた運転音が
静かな空間をほどよく埋めてくれていたことを

待ち望んでいた暖かさと引き換えに
失うことで初めて気づきました

空気調和設備と名付けた先人は
場の空気について言及した気はさらさら無かったであろうけれど


いつも傍にいることが当たり前になると
その存在感を意識しなくなっていたことを気づかせてくれました


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by gallery_isolate | 2017-02-17 20:10 | poem(詩) | Comments(0)

​七割どまりの幸せ

夏から秋へのグラデーションを感じ始めた9月の朝。

昨朝の雨を恨むことを忘れ、
少しずつ色づいていく視界を楽しみながら今朝を走っている。

建物も道路も公園も、鈍感な僕はそれ自体の変化は感じないが、
たった一つ、日々明らかに表情を変えて出迎えてくれる存在がある。

空だ。


今、建物の隙間から、
壮大なバラードを演出する照明のような陽の光が漏れている。

もっと開かれた空で見たい。
その一心で僕は、走る速度を上げ、いつもより手前で角を曲がり、
最寄り駅の西口から陽の光を臨む。

やはり壮大だ。
でも、もっと遠くから見たい。

走ろうと意識をしたことも覚えていない位、
気づけば西に向けて全速力で駆けていた僕は、
一つ目の横断歩道のところで立ち止まり、東の空を眺めた。

しかし、
数秒前を既に何段階も上書きしたような明るい空が
光の筋を完全に均してしまっていた。


それでも、
その景色に出逢い、その景色を追い求め、
その先の感動を想像できた。

思えば、この七割どまりの幸せを、
それでもありがたいことだったと思えるかどうかの積み重ねが、
いずれ幕を閉じるその時に幸せな人生だったと思えるかどうかを
心に残していくのではないだろうか。


そんなことを考えながら、時間と共に戻ってきた夏の中、
いつもの「今日の走り」に戻った。


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by gallery_isolate | 2016-09-29 12:59 | poem(詩) | Comments(0)

憎悪と祝福

複雑と単純

不安と安心

脆弱と大胆

不服と納得

関心と粗略

真逆と相似

靄然と霧消
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by gallery_isolate | 2015-01-22 12:27 | poem(詩) | Comments(0)