カテゴリ:prose poetry(散文詩)( 222 )

それ以外の余地

片側の椅子に座る
トンネルに入り、
流れる蛍光灯の球が右へと消えて行く

向かいの椅子に移る
トンネルを抜けると
木々は左に流れる

五つあるマシュマロは二等分できないし
何もしていないと革靴底は地面に張り付いたまま
決まっていたことなのか
後に決められたことなのか

それが幸なのか不幸なのかも知らないが
現象は、起こる
それは、揺るがない
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by gallery_isolate | 2008-10-09 20:57 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

つよがり

破れた便箋 捨てることができず
ノートにインクが写り滲んだ
空気を待ち焦がれた箱だらけの部屋
必要ないものはないはずなのに

言葉で嘘はつけるけれど 心は正直で
文字を超える見えないイキモノ 見破られそうで…

「あれから 元気でしょうか
 風邪はひいてませんか

 新しい世界で僕は 新しい僕を探せそうです

 もう…あと一歩です」
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by gallery_isolate | 2008-10-09 08:01 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

答えはきっと僕と同じ

潮風と太陽と砂浜
五感で感じる「大切な日」

記憶には残るだろう思い出
異国にも勝る特別さで

髪の一本の動きでさえ
愛の実感のつもりであれ
ふいに向けたファインダーの中の
君は今何を想ってるの?
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by gallery_isolate | 2008-10-08 09:20 | prose poetry(散文詩) | Comments(1)

部屋に残る思い出

重ねてきたのは
君との思い出
この狭い部屋の中

いろんなやりとり
笑顔も泣き顔も
いい思い出になっていたのに

今日の夜を越えた朝には
裏を向くのだろう
増やしてた数字にマイナス
一つかけるように

旅立つために詰めた
いつものトートバッグの
小さな外のポッケに
お気に入りだった写真

いつここに入れたのか
僕は知らないけど
いたずら好きな君が
きっと驚かせたかったんだね

今更ながら気付いた
それが、僕にとって、最後の、哀しい、いたずら
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by gallery_isolate | 2008-10-08 00:46 | prose poetry(散文詩) | Comments(2)

コモリゴエ

受話器越しに聞くあなたの声に
「声の感情」を詮索してしまう

受話器越しに聞くあなたの声は
もしかしたら機械よりもリアルに遠く

受話器越しに聞くあなたの声に
今抱く女(ヒト)の存在は見えず

受話器越しに聞くあなたの声で
なぜか、私は一喜二憂


それでも、せめて、聞きたくなるのよ
受話器越しに聞くあなたの声
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by gallery_isolate | 2008-10-05 21:40 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

フィナーレ

限りを見出だそう
本気になれるから

死に物狂いと言われるなら
それも間違いじゃない

人から突然の終幕通知を渡され
はじめて目が醒めてしまうよりは

自分が生きてる心地を与え
何かに向かえるような
もがける日々を送りたいなら


区切りを、知ってみるといい
それが眠りである必要はないだろう
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by gallery_isolate | 2008-10-04 07:50 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

neak't ty

アイニイキタイノニ
アイニイケナイ

アイニイキタイノニ
アイニイキラレナイ

アイニイキタイ。
アイニイキタイ?
アイニイキタイ…
アイニ、
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by gallery_isolate | 2008-10-03 09:46 | prose poetry(散文詩) | Comments(2)

約束だよ
今日からその日を楽しみに生きることにするよ

約束だよ
絶対好きなヒト、つくらないでね

約束だよ
僕のすべてを忘れないでね

毎回、次の約束をするから
毎回、笑顔で別れられる

だから今度も、次もまた
「いつか、りんごの木の下で」
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by gallery_isolate | 2008-10-03 01:14 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

無題2

天気は感情を形成し
道程は感情を反射し
明暗は感情を限定し
音楽は感情を震わす

頭で感情を生み
目で感情を表し
口で感情を吐き
心で感情を顧る

感情は私を上げる
感情は私を墜とす
感情は私を泣かす
感情は私を笑わす

外部により内部が刺激される
自身により内部が表現される
内部により自身が限られていく
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by gallery_isolate | 2008-09-29 23:10 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

柑橘系

突然求め始めた夜

偶然出逢えた二人

一方は体中の痛み

一方は秀逸の獲得

互いに悦びを覚え

夜の街に消え行く
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by gallery_isolate | 2008-09-29 07:39 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)