カテゴリ:prose poetry(散文詩)( 218 )

僕、裸、恣意、装意

私装の一に、微意識という織り方があり、
僅かな擦れに絶対的な悦びを覚うる感覚を纏う
和音ではない音の重なりに抱く幸福にも似た、
目で見、耳で聞く者には伝わらぬ"間隔"

許されえぬ方角に向かい、純粋である心を表す
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by gallery_isolate | 2008-09-21 16:02 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

いつも

ペンを片手に不要になった紙に息を吹きかけたり
白い画面を前に黒のキーで心の色を彩ったり
時には相手と声でつながれるそれに自分をメモしたり

アプローチの術ならいくらでもあって
その道に足を踏み入れれば最後まで歩み通す
そしていつにおいても揺るがないのは
誰かを想って綴るとき、一番心がこもること

その瞬間こそが楽しく
生み出せる一枚がすごく嬉しい
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by gallery_isolate | 2008-09-18 05:28 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

あの人は今夜来るんじゃないかしら
二週間おきほどで来ている馴染みの彼
こんな店に一人で来る人、昔よりは増えているけど
必死な形相の後に見られる恍惚の表情は
決して店を出る時には隠すわね
多人数で来る時とは違って
誰ともその快楽を分かち合うことなく
自分だけの空間と幸福を楽しんでるのね

今晩あたり立ち寄ってみようか
そろそろ発散しないと弾けそうだからな
この前仲間と五人で来たときも
やはり思い通りのコースは描けなかったし
今まで経験しなかった女性を選んで
今日は思いっきり声を出す
絶頂の果てを経験できれば
確かにそれは気分がよく
一種の達成感を覚えられるから、
次来る時はその先を超えたいと思うんだね

君は今、どんな行為を想像してる?
喜べた君には、僕からの好意として。
ただ僕が意味していたのは
ただの「エスカレーションを楽しむ人から」。
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by gallery_isolate | 2008-09-17 00:26 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

近い未来暗い視界

ねぇ、ホシってなんなのー?

星?星は宇宙に存在する、光を放つだな…

へーすごいね。いつごろ発見されたの?

どういうことだい?

だって昔は宇宙に行ける技術がなかったんたんでしょう?

…あ、なるほど。昔はね何もしなくても夜に見上げれば見れたんだよ。

それは無理だよ、こんなに離れてるのに!

でも月はいつも見られるだろう?

だってそれは、月は月だもん!
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by gallery_isolate | 2008-09-15 10:54 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

そのとき、家だった

※整備した
確認した
通り抜けた
乗り込んだ
加速した
浮いた
立ち上がった
前進した
傷付けた
横取りした
握った
変更した
突っ込んだ※



伝えた
集まった
崩れた
残された

僕は、
覚えてる。

そのとき、
家だった
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by gallery_isolate | 2008-09-11 00:45 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

シキサイ

二五〇日も過ぎたあたりで
また視界が紅く染められし季節(とき)がきた

育ちの故郷で、
その暮らしの終わりを予感させた紅は
後の白から緑への変貌を匂わせながらも
胸を痛く絞めつけた

もし葉の月が終、長の月が始の季節であれば
こんな想いも抱かなかっただろうか

愚かなことを考えながらも
そこに意識と色彩の繋がりを察し
以上、逃げ出せないとわかったから

また今年も、 同じ痛みを想う週間を泳いでいくのだろうとも悟れた

そして六〇日も過ぎたあたりには
視界が白く染まりし季節がきて
眼前の色彩が脳裏に焼きつくのか、

二カ月の紅海の意識は何もなかったように
異質のそれと代わり

桃色色付き始めれば、
物理的な別れの季節を迎える
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by gallery_isolate | 2008-09-09 07:30 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

アンサー

空を飛びたいな
空を飛べたらな
空を飛ばなきゃな
空を飛べるだろう

兄弟はどれを思ったか
ある日、鳥になれた

思いを自覚するのは難く
思いを吐き出すのは易い
思いを実現するのは難く
さもなくば、
思いは、
ただの吐露
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by gallery_isolate | 2008-09-06 14:03 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

目と意識、空気の色

一人を眺めている

その人は携帯電話を見ている

ふと、画面がこちらを向く
だけど、中身は見えない
その人の生き方が気になる
その人の口調が気になる
その人のつながりが気になる
だけど、中身は見えない。

ふと、顔が上がった
口が開き、声が漏れた
隣の人がそれに答えた
一人ではなかった

見えないつながりが既に目の前にあった
その隣の人もそれに応えた
さらにもう一つ連鎖は続いた
その空間の空気が急に変わって見えた

一人しか眺めてなかった
内に内に、意識と視界が吸い込まれてた
つながりが現れた
外に外に、意識と世界が広げられた

今、輪から一人下車した
その空気は変わらなかった
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by gallery_isolate | 2008-09-04 00:30 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

2×3

宇宙船にもなればロマネスク美術にもなれる、
無限の広がりを持てるはずの私たちの考えという領域が

今、たった2×3センチメーターの枠および右手親指に押し込められている気配だ
人の創造性に寄与する想像性に枠という意味のない限りを見出だすのであれば
行き着く先は、共感でしか感動しあえぬ虚構の『良さ』と『唯一無二』の欠乏だろう
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by gallery_isolate | 2008-09-01 07:43 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

心、病身、針の先

短くなればなるほど必要とされ、
長身の僕は、実はそこまで必要がない
この国のなかで同期できている仲間も少なければ明石に構えし彼に従える者も実は少ない

はて、僕は何のために秒を刻み続けるのか
そんな問がうまれ、一つの答えにいきつく

「時間を『知る』ためではなく、『測る』ためだ」と。

思わぬ存在意義を見出だし
これまでの人生を自ら否定した僕は

生まれ変われないまま
これからも生き続けなければならないのだろう

我慢を続けるかもしくは、
割り切るという道を選んで
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by gallery_isolate | 2008-08-27 13:07 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)