散り際の歌

華々しく散ろう。

何が幸せかもわからぬ現世、
ただ朽ち果てるは望まない。

大きな声で今、謡わんや!
想いは言葉になりえないから

哀しい程に晴れ渡る蒼は、
鬱。奇しくもあるがままの私の色。

何が出来て何が出来ない訳ではなく、
秀でることだけが美しい訳でもなく、

ただ何も持てない瞬間に絶望を憶えた時に、
そこに歌さえあればいい。
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by gallery_isolate | 2008-11-30 11:33 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

赤い入口

隠れ家に行こう

暖簾をくぐろう

名前を呼ばれよう

久し振りの合図をしよう

故郷の話をしよう

変わらない味を楽しもう

いつものようにからかわれよう

そして、今日はめずらしくからかってみよう

調子に乗っておかわりもしよう

大きな声でごちそうさまをしよう

期日ない約束で、「またね」と言おう

そして、現実に帰ろう

これで、今日も乗り切れよう
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by gallery_isolate | 2008-11-27 08:03 | prose poetry(散文詩) | Comments(2)

非衝動的ユウカイ

人と人は、結ばれたいと願いあう。
人は、そのためにユウカイをし続けるのだろう。

たとえば、初めてメールの「おはよう」で朝を出迎えたり、
たとえば初めて自分の好きな音楽を共有してもらったり。

相手を将来的に受け入れることは分かっていながら、
究極のつながりを前に私たちは自分の領域を確かめながら歩みあっている。

互いの呼び方なんかもその一つで、
昨日は、「さん」をつけずにありのままの名前を呼んでみた。

別に冷たくはない氷を解かしあう儀式を繰り返すことで、
また一歩近付けたと思える…。

その連鎖こそが、一番幸せな恋愛の妙かもしれない
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by gallery_isolate | 2008-11-24 17:35 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

繰り返し

目覚ましで起きる時間は五時。
いつも、「早いな」と思いながら、起きる意識を生む。

しかしその後、空白の時間が生まれ、
体がソファベッドから離れるのが六時。

昨日訪れた朝の繰り返しは、
今朝また同じく繰り返されたらしい。

それは「時間」と「期限」の概念によるのか、
「毎日」の「愁い」が生まれてしまう。

先達の拘束の中でしか生きられない、つまり
私達が未来の枠を生んでいるのだろう。

何気ない朝の繰り返しから
悟と理の源が生まれた気もした。

目が覚めたはずの
朝七時のソファベッドにて
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by gallery_isolate | 2008-11-22 11:21 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

普通と個性と異常と病気

この四つの区別は難しいです。
まず、何をもって普通を知りますか?
誰を基準にして、何が異常と見ますか?
あなた自身は普通の域に入れてますか?

たとえば、体がひ弱そうに見えるのは個性ですか?
走り方がひ弱そうに見えるのも個性ですか?
実はそれが、脾臓の弱的機能に起因していたらどうですか?
少し視力が弱いのは異常で眼の開き方がおかしいと病気なのですか?

ほら、少しずつわからなくなってきませんか?

普段、普通に見えてこんなことばかり考えている私はどれに属していますか?
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by gallery_isolate | 2008-11-18 13:22 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

Season Traveler

細い小道を走り抜け 枯葉を拾い集めてた
綺麗な月に魅了され いつかまた同じ日を見る
何も語らずに流れてく 時の風は速すぎて
夢を見ていた 空を見上げた 少しうなずいた

それはあくまでヒトとして見たに過ぎないけど
存りえない夢にしがみつかない姿で満足

生まれた町の生まれたままの景色を
からだの何処かでまだ憶えてる、だから…

純粋な緑色に誘われて すれ違う小犬を撫でたとき
過去にはなかった不思議な感情を持つことに気付く

それは何故だろう?今は優しい風が運んだ
次の予感を感じて止まない新しい僕

他人(ほか)とは違う自分だけの季節感
肌で感じて涙を流せる、幸福

価値負けなどないよ その席ははずさなくていい
また新しい一つの情景を見つけた、それでいい

生まれた町の生まれたままの景色を
からだの何処かでまだ憶えてる、だから…

それは誰だろう?今は優しい風が運んだ
次の予感を感じて止まない新しい僕
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by gallery_isolate | 2008-11-15 20:31 | lyric(詞) | Comments(0)

泣き顔を見ていたら
金縛り 張り付けられ

残酷な感覚に
暗い空 さらに沈む

 途切れない愛に
 一筋の縄、解けて

飽きたらず冷めもせず
夢も見ぬ繰り返しを

行き過ぎた感覚は
同じ空 遠ざけてく

 あの頃と似ている
 夢ならば売り飛ばし
 驚愕する未来
 買うための哀・嘘・美

嘘ならば真実さ
本当なら間違いだね

傷付いた海に出て
棘を向け 身を投げたら

 あの頃と似ている
 夢ならば剥いでやる
 凌駕できる未来
 纏えるならなおさら
 途切れない愛に
 一筋の縄、解いて
 解放する、君を。
 自分、解き放つため。

最期には解るだろう
笑うのは君か僕か

君にだけ魅せてあげる
この僕の哀・嘘・美
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by gallery_isolate | 2008-11-15 09:18 | lyric(詞) | Comments(0)

空想スケッチ

雪が解ける、
肌が見える。
冷たかった?
日は浴びた?

根は夜明け、
茎が日の出、
葉の青空に、
花が開いた。

冬も待たず、
空想の中の、
野原描いて、
春を楽しむ。
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by gallery_isolate | 2008-11-13 00:13 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

19683

体は三で成り立っているのではないか?

全身で見ると、
頭が第一関節、
胴が第二関節、
脚が第三関節。

脚から足を見ると、
足が第一関節、
ふくらはぎが第二関節、
太股が第三関節。

腕を見ると、
手が第一関節、
上腕が第二関節、
二の腕が第三関節。

僕たちの動きは三が何乗にも組み合わさった結果で成り立ってるのかもしれない。

俯瞰的に我が腕と手を見ながら、
そんなくだらないことを思った。
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by gallery_isolate | 2008-11-12 23:16 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

昨日、伝えそびれたこと

人は生まれて、旅立ち、また別の姿で生まれくる。
君の「今」も、永く続くループの一(イチ)であり、
ただその瞬間の尊さと重さは何にも変えられない。

君は「今」周りにいる人に幸せと元気と希望を与えている。
そしてこの僕も偶然、「今」という時に姿を現し、この地で君と出会えている。
どうしたらこの喜びを説明できるのだろう。

とにかく僕が伝えられるのは、お誕生日おめでとう。
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by gallery_isolate | 2008-11-10 23:37 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)