だから言葉を綴るんだ

自分の顔や背中が見えないように

自分の気持ちが抱えるものは

見えているようで見えていない


だから言葉を綴るんだ

まずは言葉を綴るんだ


書き始めたら言葉が気持ちに

素直な方角を向き始める

書き進めたらその方角に

明確な道を示し出す


ごまかしを効かせぬ言葉の風が

迷いの葉を振り落として

ぼやけていた枝や幹が姿を見せたら

言葉の鏝が土を掘る


だから言葉を綴るんだ

心根が見えるまで

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by gallery_isolate | 2017-11-28 18:20 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)