止まった時計と

聞かなくなったカセットテープ

山積みされた紙に

あふれんばかりの仕事

そんな僕の部屋で生きる


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# by gallery_isolate | 2009-02-05 23:50 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

陽の見える丘まで

この街の灯(あかり)が消えぬうちに
夢に現わる丘を目指して歩き続ける
言葉はやがて生まれず
ずっと風をよける 陽のみえる丘まで歩き続ける

冷えた僕の体をあたためる人もなくて
醒めてた僕の瞳に気づく人もいなくて

坂道を上りたい、上れない
自分の姿さえ見失ってしまう
読めてた未来がいけないのか
これは夢か現か 運命の悪戯か

『いずれ見える陽だから』と笑みを浮かべてた
空に見える人の顔が懐かしく見える日がくる

姿なき道が 僕の肌を忘れない、と
語りかけてた夜(ゆめ)が終わり 今日も届かぬ丘

今 瞳にうつる姿をおぼえられない
そんな意識の中で ただ陽を追っていた
隠せた感情も顔にだし手をかざした
陽のみえる丘まで歩き続ける

『ここに幸(さち)はないか』と尋ねたその答は
無表情で僕を見る砂だけが教えてくれた

やがてみえてくる星の下でたたずんでいた
何も要らない ただ陽を見たい あなたに染まりたい

姿なき道が 僕の肌を忘れない、と
語りかけてた夜(ゆめ)をみたい もう一度だけ...
姿なき道に迷い込んだ この体で
歩き続けた 何も知らない 今日も見えない丘
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# by gallery_isolate | 2009-02-03 11:56 | lyric(詞) | Comments(0)

笑うのは彼女

-誘惑に侵され
過ちを犯せば
狂喜な愛撫と
狂気の手術の
災い訪れ、
理想とのズレ
気付かず急ぐ
その蟻地獄-

-二人はベッドに
離れて縛られ
時を同じく
壁を離れて
微笑を浮かべた
少女が好きな
鳴り止まぬは
そのオルガン-
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# by gallery_isolate | 2009-02-02 01:23 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

しばしの別れ

あなたが歌ってくれる唄
それはほとんど別れ唄
過去か架空か知らないけれど
一つひとつ、切ない唄

別れに動じることができない
私にさえ響く想い
心と言葉と旋律に
身を委ねてこれたのに

次に足をとられたのは
まさかあなただったなんて
次に「それじゃね」と呟かれたのは
まさか私だったなんて

最後の言葉は探したくない
空元気の手紙も書かない
あなたが止めたこの時計は
いつかまた動くと信じてる
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# by gallery_isolate | 2009-02-01 12:57 | prose poetry(散文詩) | Comments(2)

period (β version)

得意げな顔で月を待ち望んでいた
素直に本当を言えなかった
淵まで足を寄せられてしまったなら
苦痛が普通になってしまいそうで

大人にもなれぬ素振りは
どこにも行けない 後に道は無い

無くせない、このまま
傷抱えた、その身と歩いて
ゆっくり墜ちて行く涙と流れてく


つたない言葉は目を瞑り受け止めて
予期せぬ知らせは地に埋めて
告げる科白を飲み込む最中の背中の震え方を
尽きるまで失うことはないだろう

飛び越えられないその長い河に
映るは、浅い、弱い、笑い顔なのか…?

無くせない、このまま
夜更けの寒いこの身削って
二度と伸びぬ先を感じて塞ぎ込もう


呼び捨てて来た普通の葉を
必死に拾って繋げてみた
過去を「今」から解き放つため
最期に掴んだのは、確信と切なささ


無くせない、このま
傷抱えた、その身と歩いて
ゆっくり墜ちて行く涙と流れてく

無くせない、このまま
夜更けの寒いこの身削って
二度と伸びぬ先を感じて塞ぎ込もう
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# by gallery_isolate | 2009-01-25 11:55 | lyric(詞) | Comments(0)

Sweet Hands Conversation

朝、早くから集結するは
今、個々だけで終結できぬ
山、超えるため抗争しつつ
ただ、此処だけの構想を練る
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# by gallery_isolate | 2009-01-22 06:53 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

ベンチ

君がいた冬は
わけもなく暖かく、

思わず手が好む
ポケットのような、

そんな場所でしたね


ありふれた言葉も
日常のときめきも、

特別でない日に出る
ケーキのような、

そんな喜びでしたね

過ぎゆく幸せは
次、朝に来る光のために
去りゆく笑い声は
明日生まれたい話のために

今はそっと瞳を閉じよう
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# by gallery_isolate | 2009-01-22 00:33 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

黒い雪

過去は返らない
真実(ホントウ)は見せてない

別れた痛みなら
見せかけだけだから

空は澄んでいる
砕けないこの心

美談と呼べそうな
フィナーレ、待っていた
僅かの乱れから
操り、終わらせた

愛なら醒めていたよ
覆った気持ちを隠して…
望んだ結び目は
解くよりも無表情、
断ち落とすような…
最期の笑みまでは、
最高の笑み待てば…

月なら沈み切った
白く降り続く雪も
今なら積もらせよう
総て失えるもの
愛なら霞んでいた
晴れて溶けて、流れ、乾き、
行き着く答えは?
「最期の笑みまでは、
 最高の笑み待てば…」
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# by gallery_isolate | 2009-01-20 06:44 | lyric(詞) | Comments(0)

安堵

瞼もはっきりとは開かない朝
突然、携帯電話が光始める

届けられた電子文書には
速報性のある知らせ

時計が止められたような気持ちも知らず
電車は無言で進んで行く

二人が並ぶその姿に
「安堵」を感じずにはいられない

他人とただ並ぶのとは違って
不思議な力が湧いて来る

決して片方が滅びるでもなく
決して声を失うでもなく

ただ「安堵」のつながりを失う
それだけが怖いと思った
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# by gallery_isolate | 2009-01-11 09:22 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)

無知の無知

知らないね

僕は君を知らないね

久しぶりに会ったその日まで

何があったか知らないね

知らないね

僕のことも同様に

いくつもの出会い=別れ

重ねてるの知らないね


知らないね

君の好きなものだって

何が嫌いなのかって

そんなことも知らないね

知らないね

君のことだけじゃなく

君がふくよかになったことも

この国に新しい命が生まれたことも


そういえば

隣の国の歴史すら、

言葉すら、想いすら

知らないわけだし

僕たちは過去と今と未来

通じて何を知る?

ほとんどのことは知らないね

ほとんどのことは知らないね
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# by gallery_isolate | 2009-01-07 00:39 | prose poetry(散文詩) | Comments(0)