ウラギリ遊び

裏切りは疑いを産み、
疑いは憎しみを産み
憎しみは痛みを産み、
痛みは悲しみを産み、

悲しみは空の色を変え、
悲しみは街の音を変え、
悲しみは地球の重力を変え、
悲しみは心に残り、

その心は傷を抱え、
その傷は癒えないから、
その代わりに、一つの心は、
傷を忘れるだけの裏切りを産む。
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by gallery_isolate | 2011-01-09 18:48 | poem(詩) | Comments(0)

太陽の抵抗

八重川にかかるその橋に

Sherryを聞きながら運転席

雲が朝には似合わない

暗さを作ってしまうから

『空は心の鏡だね』と

心の中で呟いた


長すぎる赤の信号を

待っているこの左頬に

東から光射し出して

消えて、射しては、消え去って

『闇に対する抵抗みたい』と

バックミラーに呟いた
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by gallery_isolate | 2010-02-10 16:49 | poem(詩) | Comments(0)

圧倒的通過儀礼

これだけ方法はいくらでもある


この縄が引っ掛かったら
通過儀礼が始まるだろう

治療を超えた量のカプセルで
通過儀礼が始まるだろう

何も焼かないための煙で
通過儀礼が始まるだろう

この鋭利さが身をよぎったら
通過儀礼が始まるだろう

瞬間の風と戯れの後
通過儀礼が始まるだろう


これだけ方法がいくらもあるのに

圧倒的な自己完結の
通過儀礼はないのだろうか
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by gallery_isolate | 2010-01-12 22:56 | poem(詩) | Comments(0)

浅はかの自覚

自決を行うのであれば

息を止め続ければいい

その先に呼吸を許せば

それがあなたが抱く答
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by gallery_isolate | 2009-09-11 21:31 | poem(詩) | Comments(0)

螺旋

走り続けた足を停めれば
見てきた視界が急に拡がり
宝物と信じたソレも
ガラガラ音を立てて崩れ逝く

ルーペに映ったちっぽけな人影
予想以上に価値がない時間
両手でバーに掴まる男も
あたふたする自分よりましで

ずっと自覚している否定と修正、不可能、仮定…?
つまりは頭に描く虹から、遥か揺さぶられる内からの諦め
月並みの言葉で自分を慰む
できる限りの手を灰空に伸ばしたら差し込む光を自ら消し去る


ずっと「自」隠してる震えと蠢き。類を…求める。
明日(あした)になれば判る明日(あす)のこと
硝子球に必死でかざすその両手も今は、
僅か怯える心しか映し出せずに
美しく瞼を祈るように閉じれば、消し去った光が戻って…
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by gallery_isolate | 2009-01-05 07:51 | lyric(詞) | Comments(0)